★コナラB材 ★クヌギ産卵材

イメージ 1

イメージ 2

●コナラB材

コナラB材とは規定外や芯や節の少しある材が安価なB材として販売されている。
全て白枯れの柔らかなA材よりもヒメオオには適していると思っている。
コナラはクヌギと比べると幾分か北国向きかと思っている。クヌギより自生域の
緯度も高く、標高も少しクヌギより高い標高まで自生している。山採れブナ材以外の
材としてはヒメオオの産卵材には良い材である。

★累代成功率も高い材である。
★加水はしっとり加水の硬め維持ができる方法が良い。
 加水した針葉樹マットに漬け込み水分を吸収させる方法も有効。
 菌糸カスに漬け込み水分を吸収させる方法も有効。
 ビニール袋内に乾燥している状態で保管していても良い。
いずれにしても加水はさせるが硬さが残る方法を試してみると良い。

●クヌギ産卵材

クヌギの自生域にはヒメオオは生息していない。クヌギについて調査を行なった結果、
自然林としては福島県以南が自生域と思えられる。もちろん2次林などで植林されて
生息している所は青森県や北海道の一部でもあるようだが、また標高としても低く
ブナ帯での混合林にはほとんど無いと言える。 北国のマイタケ・ブナシメジが多いのと
イシタケ栽培の地域があまり北国に無いのもその関係かも知れない。ただ現在は室内に
おける培養栽培もあり、昔のキノコの産地と変わっている可能性もある(余談だが・・)。

★ヒメオオの産卵成功率はあまり高くないが、産まない訳でもない。
★一番手に入り価格が安いことと材の供給が安定であり、商品管理もされている。
 ただ、材として使うのであればなるべく芯などがあるようなB材が良い。
 採集時においては柔らかめの白枯れからのヒメオオの発見はほとんど無い
 柔らかな白枯れのクヌギ材を使用すると材を齧ることはあっても寝床になる
 ぐらいで産卵はしてない場合が多い。
★なるべく加水を軽くした状態で使う(加水しすぎの柔らか材は最悪)か、
 できればしっとりさせる加水をし、ただ硬さを維持させる方法を考慮すると良い。
★私自身は1991年からヒメオオを飼育しているが1992年05月にクヌギの
 乾燥気味の材からヒメオオの幼虫を取ることができたのでクヌギでも産むと断言できる。
 また他の累代飼育者の中でもクヌギ材からヒメオオ幼虫を取ることを成功した方もいる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA