ヤフオク・ヒメオオ購入

ヒメオオの狩りに、もちろん出かける(昨日も・・・)のですが、
ヒメオオも良く購入してます。 採集されている方からは
良く不思議に思われるようなのですが、私は元々は飼育派ですから
購入に対しての抵抗感はありません。 ルッキング採集の期間だけで
言えばせいぜい6月~10月上旬で、ベスト期は7月~9月の約3ケ月程度。
日曜日だけで言えば約13日程度、さらに夏休みを加えてもせいぜい18日間。

年間40回、16週間連続で福島ヒメオオを採りに行けた時期もありましたが、
色々な要素もあり、ここ3年間合計7回しか行けてない。 昨日は単独での
狩りと言うことで、採れるか採れないか判らなかったが初めての産地に行ってみた。
新規開拓は採れないことも多いのですが、知ってる所だけではつまらないのです。

イメージ 1

イメージ 2

9月1日や8日さらに15日などの一番採れる時期の個体で♂も40mm後半から51mmのものまで
更に♀もペアで販売されている。 これって採りに行ってもなかなか揃わないものなのです。
採集産地だけでも秋田県・福島県・新潟県・岐阜県・石川県・富山県・福井県・和歌山県と
多岐にわたり、東京を基点にこの地まで採りに行ったら時間・予算もかなり掛かる。

販売してくれた採集者の方より現地の仔細状況をお聞きし、以前全国を駆け巡った時の
採集地と比較したり、結構同じ場所の時もありますので、自分も同行した気になります。
まして、自分も別の場所にヒメオオ狩りに行ってると、採集の楽しさ、厳しさなども同時に
感じるものです。 また仮に自分が成果なしで終ったとしても翌日には別の採集産地の
個体が届くので、同じ日に複数の採集地に行ったような感覚にもなります。
同じ日に複数箇所、同行で行ったとしたら、交通費の割り勘と思えばお安いぐらいだし、
採集者の皆さんの交通費のわずかな足しにでもなればと言う気持ちもあります。

2013.09.22山梨県ヒメオオ狩り 016

●2013.09.22●標高1370-1770m●晴れ●約22-24℃●単独●成果なし

4年ぶりに山梨県ヒメオオ狩りに出かけてみました。
山梨県において、今回の地は私としては初めての地なのですが
ここにはヒメオオが居たのは間違え無いのです。
1987年3月の月刊「むし」において藤田宏氏が「九州産ヒメオオクワガタの
1新亜種」を投稿・発表し九州ヒメオオが亜種であると判った記念すべき
文章内に全国のヒメオオの分布地とプロットが紹介されており、その場所
のひとつなのです。

イメージ 3

正直な話、約26年前の記事にあった産地ではあるが、山の植樹が急激に変わるものでも無いし、
ブナ林が急激に衰退した訳でもないはずです。 また全くヤナギはありませんが、ダケカンバやシラカバ、
ミズナラ、イタヤカエデ、ブナ、ハンノキの木はあります。その他にモミ、ツガ、カラマツ、ヒノキなどは
多数ありました。 これは他の都道府県の産地でも同じような場所があり、材割りでは間違えなく
ヒメオオの幼虫や成虫が採れるのに、ヤナギの無い場所はかなりありました。

イメージ 4

夏場のルッキング採集においては、ヤナギやカンバで見つけやすいものの、ハンノキやシラカバや
ブナの細木にても採れます。このような産地においては多分、そんな感じの木に付いているのでは
かと想像できますが、ヒメオオが上がるタイミングと自分のタイミングが合って無いと、なかなか
見つけるのは難しいものです。 月刊「むし」でこの地のプロットを採集した状況が特に紹介されてた
訳でも無いので、ルッキングなのか?歩行中の個体を拾ったのか?灯火で飛んで来たのか?
材割りで得たのか?が判らないので、山歩きを兼ねてルッキングを試みたが、今回は発見する
ことは出来ませんでした。

イメージ 5

良い感じのブナがあるんですけど・・・・

イメージ 6

一応、ブナの大木もルッキング・・・

イメージ 7

山道沿いの倒木もナイフで軽く削ってみましたが、削った木の表面には食痕跡は見出せませんでした。
ただこれも表面の一部だけなので、居るとか居ないの判断材料にはなりません。

イメージ 8

余談ですが、アカマツの周りに こんなキノコが結構ありました。 アカマツの・・・このキノコの形・・・・マツタケでは無いでしょうね(笑)

イメージ 9
イメージ 10

今回は成果なしでしたが、本人としては面白い狩りでした。
同行者とご一緒させて頂く時は、少なくても直近で採れた産地や間違えなく自分で
捕まえた産地へ行きます。 それは2人以上で行って、採れないのも悔しいですからね。
しかし単独の場合は現地を見てみたいと言う気持ちが強いのです。そこで採れれば
自分としては新産地発見にもなるし、他の競合者が少ない場所であればゆったり
採れる秘密の場所になりますから、採れなかったとしても自分としては産地の状況
確認が出来ますので、結構気楽に出来ます。

まあ、多分、ここにも居るのでは無いのかなと思いますが、やるとしたらピンポイントの
材割りでもしないと難しいかも知れません。

しかし疲れました。朝7時に出かけたのですが現地に到着したのが昼になってた。
往復335kmの行程であったが、中央高速道のここでは事故をしてはダメだと
言うような場所で往復で4ケ所も他のクルマが接触事故を起こしており、尚且つ
連休の自然渋滞も重なり、行きで5時間、帰りは6時間半、ざっくりで往復100kmの
渋滞に嵌ってしまった。  帰りは現地を15:00頃に出たのですが、結局21:15に
帰宅できました。

イメージ 1

イメージ 2

2013年 累代セット ヒメオオクワガタ

累代セットを組むのも本当に久しぶりになったものの
まあ、飼育セットかな?  その割には素材は豊富にあるのです。
ブナのマットにブナの木片などはそのまま残っているし
飼育ケースは山ほどあるので、すぐに組めるのです。

ちなみに画像はコナラのB材での累代セットに、転倒防止の
広葉樹の枯葉を入れただけのセットです。

イメージ 1

イメージ 2

全てをペアリングしているのではなく、ほとんどは単独飼育ですが、
バランスの合いそうな同産地のペアを一部累代飼育セットに
入れてます。 大きさは♀34mmぐらいに対して♂43mmぐらいです。
気持ち♀の方が大きいかなと言うバランスの方が良いとおもいます。

♂47mm以上や♂30mm台の大きさは単独で飼育していることが多いのです。

虫用のケース内のお城も良いでしょう(笑) これ嵩張らなくって便利なんです。

イメージ 3