エンツイ  揚子江の美人魚 2009.01.30

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約1ケ月近く掛かってやっと入荷した。外来魚のエンツイである。琵琶湖水域にて発見されたとして問題視されている魚である。 中国揚子江の魚で、揚子江の美人魚と言われている。1m以上にもなる魚とのことである。注文してから時間が掛かったのは、元々、在庫があるとされていのが業者が在庫を取りにいったら「無い」と言われたそうで、私に通販で販売している関係で業者も何度も交渉、注文促進をしていたらしいが・・・・・そこは中国のこと、日本では考え難い取引が横行しているようで、業者が入荷するのに時間が掛かったとの説明があった。 中国から輸入したのであろう。業者としてはお詫びとして2匹の購入に対して3匹を送ってきた。 まぁ1匹余分に来たこともあり許した。

届いてみるとなんとも不思議な感じの魚である。背びれがやたらと大きい。日本の淡水魚を見慣れていると少し違和感もする。でも何となく中国的な感じは全体のイメージから受ける。

参考資料:オオムラサキ (フリー百科事典より転載)

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■オオムラサキは、チョウ目(鱗翅目)・タテハチョウ科に分類されるチョウの一種。学名はSasakia charonda(Hewitson, 1863)、中国名は「大紫蛺蝶」。

★概要
日本に分布する広義のタテハチョウ科の中では最大級の種類。生態や幼虫、蛹の形態は同じコムラサキ亜科のゴマダラチョウによく似る。

成虫は前翅長50–55mmほどで、オスの翅の表面は光沢のある青紫色で美しい。メスはオスより一回り大きいが翅に青紫色の光沢はなく、こげ茶色をしている。

北海道から九州まで日本各地に分布し、日本以外にも朝鮮半島・中国・台湾北部・ベトナム北部に分布している。国内では生息環境が限られ、適度に管理された、やや規模の大きな雑木林を好んで生息する傾向が強い。かつては東京都区内の雑木林でも見られた。都市近郊では絶滅の危機に瀕する産地もある一方、山梨県のように今でも広域に多産する地域がある。

成虫は年に1回だけ6–7月に発生し、8月にも生き残った成虫を見かける。花の蜜は吸わず、クヌギやコナラといった広葉樹の樹液などに集まるが、その生態は勇ましく、スズメバチなど他の昆虫を羽で蹴散らしならが樹液を吸う姿を良く見かける。また、飛翔能力が高く、近くに居る時にはその音が聞こえる程、鳥の様に力強くはばたいて、あるいは滑空しながら雄大に飛ぶ。縄張り飛翔は午後に行われることが多く、西日を浴びて高い樹冠を活発に飛び回る姿を見かける。

幼虫の食樹はエノキやエゾエノキ。卵から孵った幼虫は、夏から秋にかけてエノキの葉を食べて成長する。冬は地面に降りて、食樹の根際や空洞内に溜まった落ち葉の中で越冬する。春に休眠から覚めると再び食樹に登って葉を食い、更に成長を続け、蛹になる。

日本国内での地理的変異はやや顕著。北海道から東北地方の個体は翅表の明色斑や裏面が黄色く、小型。西日本各地の個体は一般に大型で、翅表明色斑が白色に近く、かつ裏面が淡い緑色の個体も多い。九州産は翅表明色斑が縮小し、一見して黒っぽい印象を与える。日本国外では、裏面に濃色の斑紋が出現した型が多く見られ、また、雲南省からベトナムにかけての個体群は明色斑が非常に発達する。

★国蝶であることについて
国蝶をどのように選ぶべきか、あるいはどの種類にすべきか、ということについては、古く1933年頃より片山胖、結城次郎、中原和郎などによりZephyrusという同好会誌上で論議されていた。そして、当時からオオムラサキはその候補種だった。実際には1957年になって日本昆虫学会で国蝶として選ばれた経緯があり、「日本における代表的な大型美麗種」という観点での選抜意見が強く働いたと推定される。

しかし、本種は上述したようにベトナム北部から中国東北地方にまで及ぶ東アジアの広域分布種であり、日本の自然環境を代表する種ではない。したがって、本種が最初に発見されたのが日本であること(種の基産地は神奈川県)、ならびに属名のSasakiaが佐々木忠次郎に献名されたことを考えたとしても、現在では本種が「国蝶」であることを強調し、あるいは「国蝶」であるゆえに他のチョウとは何か異なった重要性や希少性があるような論議にはあまり意味がないと考えられる。

★保護について
本種は環境省により準絶滅危惧(NT)に指定されてはいるものの、都市近郊で雑木林が寸断されている場所を除けば、減少あるいは絶滅の心配はあまりない。たとえば、今でも東京近郊の八王子市や町田市、あきる野市、横浜市緑区などで冬季に越冬幼虫を探せば難なく発見できる。成虫が一般に珍しいと思われがちなのは、あまり人目につかないところを飛翔する生態に原因がある。なお、多数の成虫が飛ぶ地域を観察すれば理解されるように、クヌギの古木から発酵した樹液が出ていたり、道路に獣糞の落ちているような雑木林を保全することが重要なのは言うまでもなく、そのためには適度な伐採と再生や下草刈りなどが重要である。

国蝶オオムラサキ・幼虫購入

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両生類のエサ探しでカマキリの卵をネットオークションにて探していたら、カマキリの卵の販売されていたカテゴリーの中に国蝶のオオムラサキの幼虫が販売されているのを目にした。 そこでエサでは無いが購入した。 購入してから・・・・・エサ?どうやって飼育? まぁたいていはこんな感じである。調べたらエノキの葉を食べる。成虫はクヌギなどの樹液とあった。樹液ならばクワガタ用の樹液のゼリーでなんとかなりそうである。幼虫のエサであるエノキは盆栽か苗木でエノキを買う予定を企てた。 飼育ケースはと考えていたら鳥カゴがひとつ余っていることに気がつき、鳥カゴに目の細かい網を張り巡らして特製飼育ケースを作ることにした。

川魚の水槽の前での工作タイムであるが、こう言うことをやっている時が一番楽しい。
ほぼ完成した。

しかし来るのは幼虫である(笑)。

まぁ、川の近くでもオオムラサキも飛んでくるだろうと勝手に無理やり水辺の昆虫として
自宅水族館に仲間入りさせることにした。

水生昆虫のヤゴもトンボだし・・・・・(苦笑)

■画像:鳥カゴの改造で作ったオオムラサキ用の飼育ケース

食の連鎖:エサのエサ コオロギ→ワラジムシ→カマキリムシ

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川魚を飼育し始めて、併せて水辺の生物を集め始めた。その中で色々なエサが必要になってくる。例えば水生昆虫ならばたいていメダカか冷凍アカムシか金魚のエサでもまかないきれるが、両生類も集めだすと動いているエサしか食べない。イトメやアカムシを彼らの目の前でゆらゆらさせながら食べさせるのがひとつの方法ではあるが、川魚と水辺の生物が全部で150種以上も居ると、なかなかそれをやっている時間も無い。そこで生きエサを与えることになってしまう。最初に用意したのがコオロギである。しかしコオロギを長く生きさせていくのもまた大変で、友食いもあれば水死もあったり、結構エサが死んでしまい、またエサをあげる際にも飛び跳ねて逃げたり、なかなか上手くいかなかった。そこで次に与えたのはワラジムシである。これは意外と良く、ワラジムシのエサは落葉で、そこそこ長生きもしてくれるし、エサとして与えている時も、跳ねることも無いのでエサとしても良く食べてくれた。現在はうちの両生類のサンショウウオやカエルは冬眠体制となっているので、ほとんどあげなくても済んでいるが、ただ冬場のワラジムシの補給も難しく、販売していない時期も多い。それで何かないかな?と思っていたら、カマキリムシの卵が販売されている。この冬の時期にはそれが多い。まだカマキリ自体は卵の状態なのでエサとしてはあげてはいないが、これは有望かと思い、カマキリムシの卵を集め始めた。気がつけばオオカマキリ、ハラビロカマキリ、チョウセンカマキリ、コカマキリと4種のカマキリの卵を購入することとなった。 そうすると少しはカマキリとして展示飼育をしようかな?と言う気になってくる。 確か多摩動物公園の昆虫館でも2~3種のカマキリが展示されていた。 水辺からだんだんと外れてしまうが、あくまでも水辺の生物のエサとして延長線であろうと・・・・自分で納得している。

画像上から
■コオロギの飼育ケース(現在は居ない)
■ワラジムシが食べた落ち葉
■画面中央にワラジムシ
■オオカマキリの卵

ハリヨ 2009.01.26

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川魚を大量に買いまくり、一気に魚だけで113種を超え、水辺の生物も45種以上を揃えると、たいてい「相当お金が掛かっているでしょう」と言われる。 魚だけでは無い、魚たちを入れる水槽のまとめ買いもしたし、飼育用品の数も半端ではない。 確かにお金は掛かったのは事実。 例えばこのハリヨも決して安くは無い。天然記念物に指定されていて、尚且つ現在は捕獲禁止までなっている種であれば、入荷は個人繁殖種に限定されてしまう。需要>供給の図式となってしまう。それならば止めればと言う意見もあるが、所有欲もあるし、希少種を持っていると言う自己満足もある。鑑賞魚はある程度似たり寄ったりの感覚だとは思っている。 ただ私は良く考えるのは「自分が採りに行ったら」と考えてしまう。採りに行くと言うことは、その採る過程をも楽しめるが、最低限の移動の為の交通費、食費、手間、時間などのものが実際に掛かってくる。更に採っても良いもと採っては行けない物、また採っても良い物であっても取れるのかと言うこともある。 それを考えると買えるのならば買ったほうが安いとなる。例えばムツコ゜ロウ(九州有明湾)を見て、ミヤベイワナ(北海道代雪山)にエサを与えているところへ宅配されるのである。そこには送料は掛かるが、交通費はいらない。 知らなくても良い肴なのかも知れないが、今、自分が生きている時間とこのハリヨは共有の時間に生息している。ただ環境悪化で絶滅の危惧にさらされている。同じ時代に生きていて、まして同じ日本に縁があっているのだから、見てみたいと言う発想から、どんどん集まってしまう。

でもこのハリヨは見てて実に綺麗な肴である。 なんとかうちでも繁殖させたいと思っている。
また成魚のみ25匹居るのだが、今回、稚魚含めて少し追加で入荷することとなった。

キリクチイワナ 2009.01.26

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なかなかエサを食べなかったキリクチイワナなので、緊急対策としてメダカを多めに混泳させることにした。やっとメダカをエサとして食べてくれた。

ミズアシナシイモリ。 2009.01.25

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このミズアシナシイモリはなかなか珍しい両性類である。家族の者が「靴下」と呼んでいるぐらいにストッキングのような感じのものがクネクネと動く。見てて実に面白くって少しキモイ「俗に言う:キモカワイイ」である。 もちろん日本産ではなく南米産ですが、面白そうだったので購入した。初めて見る人は「これ何ですか?」と良く言う。 確かに玄関先にこんなのを飼っているところなんか無いであろう。 私も自宅以外では上野動物園の両生類爬虫類館の中で1匹だけ飼育されているのを見ただけである。

ムツゴロウ 2009.1.25

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久しぶりのムツゴロウの画像である。冬場はヒーターを掛けている関係で、どうしても泥が解けて水槽一面に流れでてしまい、泥が多くなるとエアレーションの音が大きくなってしまうし、水を多くするとムツゴロウの姿が見え難くなってしまう。また泥に遮られて水温が暖かいところと冷たいところが出てしまう。また一面に泥が広がるので水の流れは悪くなり、泥も痛みやすい、更にヒーターを掛けているので水の蒸発もあり・・・・難しい。 生きているとも思うがなかなか全数の確認も出来ない。 そんな中でのムツゴロウが顔を見せてくれた。