採卵時期と温度について

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6月上旬~7月上旬にかけてヒメオオ♂にたいして♀の数が少なく感じる時期がある。ヒメオオの場合は持ち腹越冬をする種と思われるし、♂にたいして♀の羽化時期も早い。この時期がヒメオオのメインの産卵時期と思われる。気温にして約16度前後。採集を続けていく中での感じであるが7月~9月は交尾期間とした場合。8~10月が産卵期となるが厳冬下での初令幼虫よりも初夏の初令幼虫の方がより安全に幼虫として越冬しやすい。♀の多くは越冬直後の6月上旬~7月上旬に産卵活動をすると考えれば♀が少ないのも納得できる。また新成虫で羽化した個体が7月~9月に野外活動を開始し、交尾活動を始めるとなれば、ヒメオオがこの時期数多くなるのも納得がいく。自宅飼育下では外気温が高山のように下がらないこともあり、11月頃に自宅で幼虫が孵化したケースも多かった。 当然、高山下の環境と自宅飼育下の環境での時間・時期のズレはあっても当たり前の話しでその辺をイメージしていれば良い話しである。

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