2006年度累代セット

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●2006年度累代セット。

2005年度はブナ菌糸ブロック崩しマットを敷き詰めたセットであったが、
夏場の菌糸劣化に遭遇し、2005年の後半は実験的に針葉樹マットに変更していた。

★2006年度は当初から針葉樹マットによるセットとして組んでみることにした。
★産卵材は山採れブナ材とコナラB材とを基本材にした。
★加水状態はしっとりさせながら材の硬さを維持する・・・針葉樹マットに
  気持ち多めに加水をし、乾燥状態のまま材を投入して材が自然に針葉樹マット
  の水分を吸込むようにした。
★保水維持の為に飼育ケースにビニールのシールドを中蓋としてして利用した。
★♂♀のペアの大きさはなるべく大型の♀と中型・小型の♂とのペアリングとし
  大型♀の場合は同居飼育としたが、中・小型の♀はなるべく♂との交尾確認後に単独飼育とした。
★エサは市販の安いゼリーである。
★飼育温度は夏場24度前後、秋・春は常温で冬はおおよそ8-15度前後の常温である。

●エノキカワラタケ菌糸材3年仕込み
★1.5mのエノキ原木にカワラタケ菌を植菌した材を2002年にオークションで購入し、
ビニールの袋に入れたまま、日陰で3年間寝かしました。 菌は全体的に周り、
今は落ち着いた感じでしたのでヒメオオクワの採卵材に使用することにしました。
材は軽めの加水をしただけで、材の周りに加水した針葉樹マットを配置し、材を
埋め込むような感じでセットしました。

2006年度版累代セットにおいてヒメオオのF1幼虫を取ることに成功した。一番多かったのは1本の材から12匹のF1幼虫が取れている。 ただ幼虫発見のタイミングが遅いと産卵材を全て食べ尽くしてしまい、針葉樹マットの中に潜り込んでいて広葉樹の材の食べ残しを探して食べていた幼虫を見つけた。多くの幼虫は産卵材の食べ尽くしに成る前に死亡になってしまう個体もいたと考えられる。また常時飼育ケースを見ている訳ではないので、産卵材を割り出すタイミングが遅いこともしばしばであった。

産卵だけで言うのであれは゛針葉樹マットは都合が良かったが、産卵後の産卵材の食べ尽くしによってF1幼虫の死亡するケースも出てしまったので、マットの変更を考えざるえなかった。

●2006/07は3令2匹、初令1匹、卵1匹を割り出した。
●2006/11は初~2令幼虫を24匹を割り出した。

累代飼育のパターンを決めた。
★材割り採集個体→幼虫から羽化した成虫・・・保管
★多産地採集個体→小型♂+中・大型♀は同居飼育(1PAずつ)
★多産地採集個体→中型♂は大ケースに入れ、♀を交代に同居させペアリング終了後、♀単独飼育。

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