●2007.01.14●標高1450m●天気 晴れ●気温1度●同行gamaさん
●成果 ヒメオオ幼虫18・不明幼虫6(自身:ヒメオオ5)
昨年2006/12/24に同地へヒメオオ狩りに行った後に、義父の死・御通夜/告別式・喪中の正月・妻の入院と立て続けに出来事が起きた。狩りも当分中止と決め込んでいたが、妻が久しぶりに気分転換に行った方が良いよと言ってくれたので素直に行くことにした。丁度3週間ぶりぐらいになるのだが久しぶりの感じをした。ポイントの手前の道路から雪景色を見る事が出来た。着く早々、野生のシカの警戒音をまじかに聞いた。シカが居たんだと思って同行のgamaさんに聞くと(私より10m先を歩いていた)20匹近いシカの群れが我々の到着に驚いて警戒音で鳴きながら山へ駆け上がっていたとのことだった。 こちらもそのあとを追うようにケモノ道を藪漕ぎしながら山へと入る。しばらくするとブナの立ち枯れ・倒木を発見した。その後約4時間硬い凍っているブナの倒木との死闘を繰り広げることとなった。外気温1度の中、動いているので暖かいが、手を休めると急に寒くなる。長靴の上についていた氷・雪の粒は溶けることもなく粒状のままで凍っていた。この地はほとんど他の採集者の来た形跡もなく、ヒメオオ自体の生息は濃い場所である。太めのブナの倒木でもヒメオオの好んで入っている場所はピンポイントとなり、慢便に入っている訳ではない。腐朽状態により固まる傾向がある。またこの時期は初令と3令が混ざるが、初令は外側の表面に多く、3令は芯側に多かった。越冬中と言うこともあり幼虫の体液は透明に透けており、丸まっている姿はまるで真珠の球のようである。
★同行 gamaさんの採集記
http://www.geocities.jp/kazu9283/newpage88.html