キリクチイワナが新たに入荷となった。前回のキリクチと今回のキリクチは産地が違うと言うことで分けて飼育することにした。前回のは多分♂で今回のは♀2匹だったので本当はペアにしたかったのであるが、販売されてる方がこだわりを持って違う産地のものを用意されていることを聞き、それならばこちらもそのこだわりにお付き合いすることにした。魚の場合、あまり仔細産地を聞くこともないし、養殖や放流も盛んなので産地にこだわるつもりはなかった。しかし天然モノの産地が明確に判るのであれば、無理に他産地のものをペアにすることもないし、また入荷するのを楽しみにすれば良いのであるから、あえて産地分けを行った。前回と今回のキリクチをそれぞれ別の水槽に入れて並べて水槽を置いた。
水槽にはフタをしていたにも関わらず、ふと見ると、♀が1匹隣の水槽に入っていて前回のキリクチと一緒にいる。袋のまま♀2匹をセットしているのだから、絶対に居てはおかしい状況である。また水槽のフタは全然ズレてもいなかった。多分、水槽のフタのエサ穴から隣の水槽のフタのエサ穴へ飛び出し飛び込んだとしか思えない。しかしエサ穴自体も飛んでいったキリクチのサイズから見ればギリギリぐらいしか無い。こんなこともあるんだと驚いた。 ♀の行動力にパワーを感じていた。産地こそ違うがなかむつまじくよりそうような感じで混泳していたので、いいかな?と思い、しばしその状態にしておいた。夕食後再び見ると今度は、その♀が水槽外に飛び出しており死んでいた。 またフタは全くズレても居なかった。